使用している農薬について

食品に使用される農薬に興味のある方がご自身で調べられるように、情報を公開しています。

毒性の低い、または極めて低い、安全な農薬を使用しています。

詳細は以下を参照してください。

除草剤

デルカット乳剤

・代かき時に、1反あたり500ml使用しています。

・デルカット乳剤の毒性は普通物(毒劇物でないものの通称)です。

・成分は、オキサシアゾン、ブタクロールです。

・オキサシアゾンは、光合成におけるクロロフィル生合成阻害剤と考えられています。(出典:外部リンク

・ブタクロールは、超長鎖脂肪酸生合成阻害剤です。(出典:外部リンク
・動物はすべての脂肪酸を生合成するわけではなく、多くを植物から摂取している。脂肪酸の生合成を阻害することは、植物にとっては深刻なダメージとなるが、動物にはあまり影響はない。(出典:農薬の科学、首藤義博、他二名、2004年、124p)

 メーカーページ(外部リンク)

ベッカク

・田植え直後に、1反あたり1kg使用しています。

・ベッカクの毒性は普通物(毒劇物でないものの通称)です。

・成分は、ピリミスルファン、フェノキサスルホン、フェンキノトリオンです。

・ピリミスルファンは、分岐アミノ酸生合成阻害剤です。(出典:外部リンク
・植物において分岐アミノ酸の生合成が阻害されると、正常なタンパク質の合成ができなくなり、生育が停止して枯死する。一方これらのアミノ酸は、人にとっては必須アミノ酸であり、その生合成経路は存在しないことより、(中略)極めて低毒性である。(出典:農薬の科学、首藤義博、他二名、2004年、122p)

・フェノキサスルホンは、超長鎖脂肪酸生合成阻害剤です。(出典:外部リンク

・フェンキノトリオン(出典:外部リンク

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ヒエクリーン

・田植え後に、1反あたり1kg使用しています。

・ベッカクの毒性は普通物(毒劇物でないものの通称)です。

・成分は、ピリミノバックメチルです。

・ピリミノバックメチルは、アセト乳酸合成酵素阻害剤(分岐アミノ酸生合成阻害剤)と考えられています。(出典:外部リンク
・植物において分岐アミノ酸の生合成が阻害されると、正常なタンパク質の合成ができなくなり、生育が停止して枯死する。一方これらのアミノ酸は、人にとっては必須アミノ酸であり、その生合成経路は存在しないことより、(中略)極めて低毒性である。(出典:農薬の科学、首藤義博、他二名、2004年、122p)

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殺菌剤

ビームエイトゾル

・いもち病の予防のため、出穂後に、1反あたり100L使用しています。

・ビームエイトゾルの毒性は普通物(毒劇物でないものの通称)です。

・成分は、トリシクラゾールです。

・トリシクラゾールは、メラニン生合成阻害剤と考えられています。(出典:外部リンク
・トリシクラゾール自体に殺菌効果は無く、いもち病菌のメラニン合成を阻害して病原性のみを物理的に破壊します。(参照:農薬の科学、首藤義博、他二名、2004年、88-93p)

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